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8月2日(日)
大丸に行く用事もあったので、孫達に高知の日曜市を見学させることにした。数年振りに来てみると、びっしり屋台が並んだ昔の風景は様変わりしていた。屋台は2/3に減って歯抜け状態になっている。出店者の高齢化もさることながら、最近は道の駅やコンビニに人気が集まっている。時代の変化を感じた。高知の名所「日曜市」が消え去るのも時間の問題のように思えた。
日曜市で幼馴染みの古田恵郎さんに偶然出会った。高知県シルバー人材センター連合会が日曜市に屋台を出しており、そこで趣味で作った木工製品を販売していた。毎週、木能津から夫婦で出てきて販売しているとのことであった。
昼食には少し早いが10時半に「ひろめ市場」に入った。すでに市場内は人でごった返していた。座る席を確保するのも大変なほど賑わっていた。日曜市の衰退とは全く逆である。ここの人気の秘密はなんと言ってもグルメ。高知県は「じゃらん宿泊旅行調査」の中の「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」部門で、昨年度に引き続き今年も全国第1位に選ばれている。「ひろめ市場」が大きく貢献しているのだろうと思った。
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7月26日(日)
台風11号が心配されたが四国な影響はなくやれやれ。予約してあった海宿千年松へ家族でプチ旅行。
その途中にある今治の「タオル美術館ICHIHIRO」を見学。ここを訪れるのは3度目であるが、ここの製織技術は何度見ても感動させられる。精緻な芸術模様のタオルをつくる技術は見事である。
タオル美術館を経営しているのは一広(株)。建物が1万坪、庭園が1万坪、駐車場が1万坪ある。
一広(株)の創業は1974年。まだ41年しか経っていない。創業者の越智逸宏社長のモットーは「努力、感謝、諦めない」。この3つが実行できない限り事業を成功させることはできないとすうことだろう。
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15時30分、大島にある「海宿千年松」に到着。2008年9月27日に地盤工学会四国支部技術研究発表会が大島で開催されたとき以来である。目の前の来島海峡で獲れた新鮮な魚の味が忘れられなくて、家族旅行をここに決めた。
宿の前の千年松海水浴場で1時間ほど水遊び。水温が低く泳ぐのは無理。1歳10ヶ月の航希もすぐ波になれて怖がらなくなった。
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巨大な大島石をふんだんに使った温泉で疲れを癒やしてから食事。伊勢エビ、アコウ、サバ、タコの刺身の盛り合わせ、アワビの鉄板焼き、サザエ、アコウ、卵の炮烙焼(ほうろくやき)。鯛飯と最高である。
アコウは高知では食べないが、香川県では最も高級な魚。
炮烙焼きは、村上水軍から伝わる料理で千年松の名物料理。新鮮な海の幸を焙烙(ほうろく)鍋で蒸し焼きにする料理であることから一般には焙烙焼き、あるいは法楽(ほうらく)焼き、宝楽(ほうらく)焼きとも呼ぶ。
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7月23日(木)
京都駅から新幹線で東京まで行き、お台場の東京ビックサイトで開催されている「メンテナンス・レジリエンスTOKYO2015」に行き、インフラ検査・維持管理展、非破壊評価総合展、事前防災・減災対策推進展を見学する。
インフラ検査・維持管理展には90社、事前防災・減災対策推進展35社が出展していた。四国からは、西日本高速道路エンジにアリング四国、ランデックス工業、四電技術コンサルタントが、そして落石対策関係では柔構造物工法研究会、プロテックエンジニアリングが出展していた。
橋梁点検技術では、福井県にあるジビル調査設計株式会社が開発した「橋梁点検カメラシステム」が展示されていた。この会社は昭和45年に操業された社員47名の会社。経済産業省の補助金を貰って6年前から開発を進めており、いままでに数千万円を投資している。実務で使用しながら改良を継続していて、国土交通省が昨年から始めた「次世代社会インフラ用ロボット開発・導入の推進技術」にも応募されている。
新しいものとしては、TOSHIBAの「コンクリート音響探傷システム」があった。指向性スピーカーからコンクリート壁に加振用音波を当て、コンクリートの振動をレーザーで測定し内部の浮きや剥離の状態を画像化する技術である。今年の6月に完成したばかりなので信頼性などについてはこれから研究するという説明であった。
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7月22日(水)
京都市職員会館「かもがわ」で開催される京都市技術職員研修会において、13時30分から「実験・実例から学ぶ擁壁・落石防護柵の設計法」と題して講演することになっている。後免駅8時9分の南風で岡山まで行き、新幹線のぞみに乗れば京都には11時52分に着く。昼食をしても講演には余裕で間に合う。その予定で7時55分に後免駅に行くと、高知駅と阿波池田間が大雨の影響で運転を見合わせ中というアナウンス。高知市は小雨程度。全くの想定外であった。
バスで岡山駅まで行く方法もあるが13時30分会場着は無理。11時25分発の飛行機に乗れば伊丹へ12時10分に着く。タクシーを飛ばせばなんとかギリギリ間に合いそう。iPadで飛行機を予約できホットした。
ところが飛行機は出発が10分遅れるとのこと。「もうどうにでもなれ」と思っているところに、京都市の担当者から「15時15分から講演されることになっていた近畿地方整備局の竜門防災課長と交代していただいたのでゆっくり来て下さい」との電話があった。やれやれである。
今年は雨に祟られている。7月9日に予定されていた四国地方整備局の講演も台風11号の影響で中止になった。
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京都は米国の有名旅行雑誌トラベル・アンド・レジャーが行った世界人気都市ランキングで、昨年に続いて今年も第1位に選ばれている。
金閣寺、清水寺に代表される神社仏閣、京都御所などの歴史的建造物、精進料理など洗練された日本料理、芸妓との出会いを体験できることなどが高く評価されているようである。しかし、それら以上に魅力を感じるのは、京都の人々の心の美しさではないかと思った。
講演を終えてホテルにチェックインしようとして財布がないのに気がついた。
京都駅から講演会場まで乗ったタクシーに忘れたか、会場で上着を脱いだ際に落としたに違いない。そう思って、貰っていたレシートを頼りにタクシーの運転手に電話をかけたが見当たらないとの返事。講演会場は営業時間をすでに過ぎていて電話が通じない。財布には、現金以外に運転免許証や健康保険証、銀行のクレジットカード、それに明日乗る予定の東京行き新幹線の切符、帰りの飛行機のチケットなども入れてある。...
困り果てていたところ、会場からホテルまで乗ってきたタクシーの運転手が財布と名刺入れが座席に落ちていたと言ってわざわざホテルまで届けに来てくれたのである。運転手が神様の化身でないかとさえ思えた。そして、京都が今までの何倍も好きになった。
池田敏雄氏の案内でホテルから外に出ると、提灯で飾られた山鉾があちらこちらに止められていた。なんと幸運なことだろうか、今宵は祇園祭あと祭の宵山とのこと。
山鉾は33体ある。後祭りには10体が出る。その内の南観音山と鯉山を見ることができた。鯉山の山鉾を飾るタペストリー(山鉾の周囲を飾る織物)と木彫の鯉が民家に展示されていた。鯉山のタペストリーは、伊達政宗の命を受け慶長遣欧使節としてヨーロッパに渡った支倉常長がローマ法王を謁見した際に贈られたもの。木彫の鯉は左甚五郎の作品という貴重なもの。
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6月4日(木)
6月からは南国市の自宅から会社へ通勤している。介良の家からは徒歩で通える距離であったが、新居から会社までは7.2kmある。車は欠かせなくなった。
国道55線を高知市に向けて走り、南国市と南国市の市境まで来ると、左手前方にテントで覆われた建物が目に入る。8月末の完成を目指して建築中の第一コンサルタンツの本社ビル。鉄骨4階建てで床延面積は600坪である。
さらに進むとレストラン「和食処旬家」。そのそばに立てられている道路標識が目に付く。南国市側から見ると「ここから津波浸水想定区間」、高知市側から見ると「津波浸水想定区間ここまで」と書かれている。わが家も第一コンサルタンツも津波浸水想定区域から脱出するが、津波浸水想定区域内に大勢の高知県民が住んでいると思うと複雑な気持ちになる。
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5月25日(月)
南国市役所の南に位置する南国市大そね甲に新築中のわが家が完成した。起工式からわずか3ヶ月である。プレハブ住宅は本当に早い。
大和ハウス工業が、テープカットの儀式まで準備していたのには驚いた。引越しの荷物の片付けがあったのでジャージに着替えて行ったところ、サプライズのテープカット。その後、工事担当の藤本さん、営業担当の渋谷さん、デザイン担当の阿部さん、設計担当の高橋さんからそれぞれお礼の手紙があり、感動させられた。大和ハウス工業に決めてよかった、この人たちに頼んでよかったと思った。やはり、大切なのは人柄であると思った。
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5月24日(日)
今日は、第38回目の小豆島オリーブマラソン全国大会。北海道から沖縄まで、全国から約5300人のアスリートが集まってきた。高知県からは215名。最高齢は青木壯太郎(高知)と一本揆一郎さん(香川)の93歳。5kmに出場される。お二人から見れば65歳の私はまだヒヨコ。
家内は、腰の具合が良くないため、出場を断念。今日はカメラマンをしてくれた。
9時から開会式。小豆島は、昭和49年と51年、豪雨による大災害を受けた。災害復興した小豆島の元気な姿を全国の人々に見ていただこうと企画されたのがこのマラソン大会である。初回の参加者は684名。今では5000人を超える全国大会になっている。
私が走る10kmは10時14分にスタート。1時間17分05秒で完走できた。ちなみに、これまでのタイムは第33回が1時間6分、第34回が1時間8分、第36回が1時間17分、第37回が1時間20分。昨年よりは3分早かった。天候は晴れであったが、涼しい風があったのが幸いした。
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5月23日(土)
明日のマラソンに出場するため小豆島に渡った。午前中は小豆島オリーブ公園の散策とショッピング。
ここの名産のオリーブオイルを買うことにした。値段は1本が千円のものから1万円のものまでピンキリある。何の差があるのか店員に尋ねたところ、小豆島産のオリーブをどれだけ使っているかによるとのこと。100%使っていると高いし、外国産のものを使用していると安い。品質や効能には差が無いようである。
午後は、映画村に行く。1987年に田中裕子主演の松竹映画「二十四の瞳」の舞台になった所である。ここは3度目か4度目。来ると小学生の頃の記憶がよみがえる。私のクラスは14名の「二十八の瞳」であった。教室の前には教壇と黒板があり、担任の先生の机は左手、右手の出入り口側にはオルガンが置かれていた。母校・木能津小学校そのままであり、当時が懐かしく想い出された。
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5月22日(金)
土木学会四国支部総会の後、愛媛大学のメンバーの二次会に同席させていただいた。今日、65歳の誕生日を迎えた私のために、わざわざバースデーケーキを買って祝ってくれた。
2週間ほど前に高知市役所から、介護保険被保険者証、長寿手帳、老人クラブ入会のお誘いなどの資料が送られてきた。牧野植物園、坂本龍馬記念館、高知城など公共施設への入館料が免除になるなど、いろいろなサービスを受けられるようである。
やりたいことがまだたくさんある。気がついたらもうそんな歳になっていたのか、第一コンサルタンツを日本一にするために急がなければならない。
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5月15日(金)
高知県測量設計業協会の親善ソフトボール大会。第一コンサルタンツのAチームが見事、優勝旗を持って帰ってくれた。5試合すべてをコールド勝ち、取った点数は100点を超えるというダントツの強さでの勝利。
今年、野球部のためにユニホームを新調した甲斐があった。
この日の夜にあった久保博道県会議員の祝賀会で、対戦した会社の役員さんから言われたこと。「うちの社員が言っていましたよ。第一さんは社員が素晴らしい。バッターボックスに入るときに、必ず帽子を取って、お願いしますと一礼する」。とても嬉しかった。
4月22日(水)~28日(火)
4月22日から北京2泊、成都4泊の日程で、北京と成都で中国中鉄の人たちとの技術交流会,国際シンポジウム、現場見学会、そして観光を行ってきた。
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4月20日(月)
出社すると高知新聞の記事を見た知人から,祝電,胡蝶蘭などのお祝いの品が届けられていた。
また,私の代理で地盤工学会四国支部総会に出席してもらっていた西川部長から賞状と盾を届けて貰った。
渦岡支部長が「四国支部でこのような賞を貰うことができて嬉しい」と何度も話されていたと聞き、この賞の重さを感じた。
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4月18日(土)
昨日の橋梁会で,新築中の第一コンサルタンツの社屋のことが話題になった。鉄骨が立ち上がると国道からもよく見えるためである。
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4月17日(金)
高知県橋梁会の総会と研修会を高知会館で開催した。参加者は懇親会が87名,懇親会が55名と盛会であった。
講師は,高知県商工労働部工業振興課の松岡孝和課長,四万十コンクリート(株)の矢野武志社長,株式会社日本パーツセンターの中口彰人課長代理,横浜国立大学名誉教授の池田尚治先生,黒沢建設株式会社の田邉恵三常務取締役の5名。錚々たる顔ぶれである。
池田先生はわが国のコンクリート工学の権威。最新のコンクリートの話しが聞けると期待した参加者は多かったと思う。お話しいただいたのは,①2本のペットボルトを持っていれば津波から命を守れる,②消費が経済の基本,③大震災に備えた平成防災17条憲章のことであった。
池田先生は東大で岡村甫先生の一年先輩。今年78歳。見た目より遙かにお若い。懇親会の席で健康の秘訣をお伺いすると,基本は食事と教えて下さった。タマネギは血液をさらさらにするので毎日食べている。最近になって気がついたことは,生命をもらうには生きた物を食べなければならない。酒やビールなどは酵母が生きているのでよい,ということだった。
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平成26年度地盤工学貢献賞の一人として私が選ばれた。この賞は,平成22年度から始められたもので,2年毎に表彰されている。個人ではこれまで12名が表彰されている。3回目の26年度は,大阪教育大学名誉教授の菅野耕三先生と私が表彰された。
四国では初めての受賞ということで,高知新聞が記事として大きく取り上げてくれた。それにしても,新聞というマスメディアの発信力にあらためて驚かされた。⇒高知新聞
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4月7日(火)
今朝の読売新聞の「中四国Bizパーソン」コーナーに私の記事が掲載された。取材してくれたのは,25歳の新進気鋭の新田修記者。新田さんには帝国データバンク高知支店の泉田支店長が私を紹介してくれたようである。人との出会いの大事さを改めて感じた。
建設コンサルタントの歴史は浅い。建設コンサルタント登録規定制度が創設されたのは昭和39年4月であり,まだ51年しか経っていない。自然災害から国土を守り,社会基盤を整備する上で重要な職業であるにもかかわらず,社会からの認知度は低い。マスコミがこのような形で取り上げてくれることは,わが社のみならず業界にとってもありがたいことである。⇒新聞記事
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4月1日(水)
サンピアセリーズで恒例になっている第一コンサルタンツの入社式。今年の新入社員は、嘉藤敬佑君(高知工科大大学院)、片山直道君(愛媛大学)、小松椋司君(近畿測量専門学校)、中平隆文君(高知工業高校)の4名。
特別講演は、古川勝三先生による「土佐が生んだ土木偉人・広井勇の生涯。古川先生の講演は、いつ聞いても感銘を受ける。中でも「知識は本の中にある。知恵は汗の中にある」は心に染みこんだ。
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3月29日(日)
経済産業省中小企業庁が「平成26年度地域中小企業の人材確保・定着支援事業」の一環で、全国の中小企業385万社の中から300社を選定し、企業紹介の動画を無償で制作して「ミラサポ未来の企業・応援サイト」で「動画で見るきらり企業セレクション」として公表しています。
その1社に第一コンサルタンツも選ばれました。四国では39社が紹介されています。測量設計関係の企業では、全国で第一コンサルタンツが1社のみです。
3月28日(土)
昨年11月23日にラ・ヴィータで結婚式を挙げた正裕・怜佳の記事が掲載された季刊誌「こまちウエディング2015年夏号」をコンビニLAWSONで見つけた。立派な本の割には1冊が300円と安い。正裕君の両親や私の叔母に配るつもりで4冊買ってきた。
ウエディングドレス姿の写真は、わが娘とは思えないほど美しい。あんみつ姫をイメージした着物姿は、本当に可愛い。つくづく親ばかと思う。
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春休みを利用して3月17日に来ていた孫たちが、朝1番の飛行機で東京へ帰った。次は夏休みになる。
5月末にわが家は南国市へ引っ越しする。孫達にとっては二度とこの家に入ることはなくなる。
娘の和恵は、6歳からこの家で育った。少しは寂しいだろう。
3月23日(月)
観光名所「桂浜」で砂遊び。
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3月22日(日)
午前中、松山城を見物して高知に帰る。
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3月21日(土)
孫達を連れて愛媛県東温市にある「あいさい農園」を訪問する。安見さんの好意で、ニンジンの収穫、トラクターの運転などの体験をさせていただく。ここの野菜は有機栽培。水で洗浄しただけで食べられる。祐希も航希もニンジンを美味しいと食べていた。
午後は、とべ動物園。宿泊は道後温泉の茶玻瑠。祐希の4歳の誕生祝いをする。
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2月27日(金)
名古屋市の今池ガスホールで、岐阜大学、長崎大学、愛媛大学、長岡科学技術大学、山口大学の5大学によるシンポジウム「安全・安心な国土形成から元気な地方を! 安全な"みち"のために」があった。
わが国では、社会インフラ・ストックの劣化が急速に進んでいるが、維持管理する技術者が不足している。このため、平成20年に岐阜大学でメンテナンスエキスパート(ME)養成講座、長崎大学で道守養成講座がスタートした。平成26年からは愛媛大学、山口大学、長岡科学技術大学でもME養成講座が始められた。5大学合わせると、ME・道守養成講座の修了生は527名に達した。
今日のシンポジウムには、ME・道守養成講座の修了生、大学、文部科学省、国土交通省などの関係者ら207名の参加があった。
光栄にも、招待講演の機会を私に与えていただいた。ME・道守養成講座の修了生には、技術士、コンクリート診断士の資格を持った技術士が多数いる。国土交通省の国道維持出張所の所長など維持管理のベテラン技術者もいる。そのような方の前でおこがましいと思ったが、「土木技術に魅せられて~MEの皆様に伝えたいこと~」と題して、①私が心掛けてきたこと、②問題解決に取り組んだ事例、③昨日の常識は今日の非常識になること、④ME養成講座の仲間の助けでできたこと、⑤MEの皆様に期待すること、について話しをさせていただいた。
私は、岐阜大学のME養成講座で平成20年の第1期生から講師を、また平成26年からは、愛媛大学でも講師をしている。平成20年は、公共事業費が毎年削減されピーク時の1/3まで減り、多くの建設会社が倒産していた。リストラ、賃金カットで倒産を免れたとしても、どこの会社も青色吐息の状態であった。
このような中でも、「このままでは、この国は亡んでしまう」「命の道を守れるME・道守を育成しよう」という高い志を持った土木技術者が大勢おり、今日のシンポジウムに繋がったと思うと感慨深いものがある。
シンポジウムの中で、ME・道守り修了生53名による決意表明があった。
「私たち愛媛ME、長崎道守、山口ME、岐阜ME、新潟MEは、地域ニーズに応えられる土木技術者になろう!!オー!!」
岐阜大と長崎大から始まったME・道守養成講座は、波紋が広がるように全国に普及している。ME・道守修了生の皆様には人々から尊敬されるメンテナンス・エキスパートとなり、今後益々活躍されることを期待している。
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2月23日(月)
大安吉日の今日、地鎮祭を執り行った。
昨年11月に結婚した次女が、私たちと同居してくれることになった。今の我が家では狭すぎる上、築25年が経過して老朽化している。思い切って、南国市に新築し引っ越すことにした。
建築は大和ハウス工業にお願いすることにした。決め手は耐震性に優れていること。最近発売されたxevosΣ(ジーボ・シグマ)は、E-ディフェンスで実大三次元振動実験をしている。阪神・淡路大震災で観測された鷹取波を175カインまで増幅させたものを4連発で作用させて耐震性能を確認している。
それ以上に良かったのは、大和ハウス工業高知支店の方々の対応。支店長様をはじめ皆様が誠実で謙虚であった。
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2月15日(日)
第3回目の高知龍馬マラソン2015があり、6543人が出場した。今回は超有名な埼玉県庁が誇る川内優輝も出場。2時間15分06秒でフィニッシュ。さすがダントツに速い。
第一コンサルタンツからは、北澤聖司、明神怜佳、吉田直起の3人が出場。3人とも制限時間6時間内にゴールした。吉田君は初出場であったが、3時間52分30秒でフィニッシュ。若いだけのことはある。
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トップを走る招待選手の川内優輝。タイムは2:15:06。
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ミロクに勤務する甥の右城祐介。タイムは3:04:39。
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初参加ながら3:52:30のタイムの吉田直起
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竹内稚賀さんと一緒に走る明神怜佳。タイムは5:53:07
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連続3回目出場の北澤聖司。5:46:49でゴール。
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県会議員の桑名龍吾先生。タイムは5:44:58.
2月1日(日)
安来駅で途中下車し、9時5分発の無料シャトルバスに乗って足立美術館に行く。横山大観に魅せられた実業家・足立全康が一代で集めた日本画が展示されている。横山大観の日本画を模して造られた枯山水の庭園は何度見ても見応えがある。この庭園は、アメリカの日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」で2003年から2013年まで11年連続日本一に選出されている。
帰りは11時25分発のシャトルバスを予約していたので時間の余裕はあまりなかったが、以前来たときと同じように喫茶室翠で窓の外の庭園を眺めながらコーヒーを飲む。竹炭のスティックでかき混ぜると味がまろやかになる。
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1月31日(土)
松江のホテル宍道湖で島根県技術士会創立30周年記念式典と祝賀会があり、招待をいただいていたので家内と参加する。
当日のハイウェイ情報を見ると、中国道と米子道は冬用タイヤ規制となっていた。安全を考えてJR高知駅9:13発の南風に乗る。岡山駅からは「やくも11号」。レールの継ぎ目に来るたびに衝撃が伝わってくる。土讃線の振り子列車よりも乗り心地が悪い。列車のダンパーの問題だろう。読書をしていると気分が悪くなる。
松江着は14:37、所要時間は5時間24分。結構遠い。
島根県技術士会は昭和60年に15人の技術士で発足。30年経った現在の会員数は302名。高知県技術士会は、昭和61年に14名の会員で発足した。ほぼ同じスタートを切ったにも関わらず120名弱である。高知県は人口、県土面積のいずれにおいても島根県を上回っている。それにも関わらずこの差は一体どこから生じたのだろうか。
島根県技術士会の大きな特徴は、会員に島根県庁職員が42名も名前を連ねていることである。県職員の指導の下に、技術士会と測量設計業協会が協力して技術士受験など技術研修に力を入れているようである。このことは、測量設計業協会に加盟している会社が39社、総従業員数1,500人(技術士は160名)と多いことにも現れている。
16時からの記念式典の後、17時20分より祝賀会が盛大に行われた。地酒の高級日本酒「王禄」で乾杯が行われた。料理も豪華であった。来年は高知県技術士会が30周年を迎えるが、とてもこのような立派な祝賀会を執り行うのは難しいと思えた。
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1月29日(木)
文京区千石にある地盤工学会の会議室で「落石対策工の設計法と計算例」の出版を記念して講習会を開催する。年度末を控え、建設業界は1年で最も忙しい時期である。はたして何人集まるか、大赤字になるのではないか心配していたが、予想に反し定員を突破。受付を締め切った後でも電話があり、申し込みを断り切れず75名まで受け入れたと聞いた。狭い会場は講師も含め80名の参加者で満席であった。
18時30分からは浪漫亭
東京新橋店で慰労会。カツオのタタキを肴にダバダ火振りを飲みながら、「次は、6月に松山で講習会を開催しよう」「読者からの質問に答えるため"いさぼうネット"に落石対策Q&Aコーナーを開設しよう」「初版の1000部を一刻も早く完売し、さらに充実した改訂版を出版しよう」と盛り上がった。仲間と一緒に共通の夢を語り合えることほど愉快なことはない。最近はノンアルコールビールを飲んでいると言われていた吉田先生も、HbA1cの値が気になっていた私も大酔いになってしまった。
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1月17日(土)
六本木にある国際文化会館で開催された第1回ホワイト企業大賞表彰式・記念講演会に、わが社の青木常務と参加した。
ホワイト企業とは、「社員の幸せと働きがい、社会への貢献を大切にする経営をしている企業」。まさに、第一コンサルタンツが目指している経営である。第1回目の大賞は、未来工業株式会社とネッツトヨタ南国株式会社が受賞された。
未来工業(昭和40年創業)は、「日本一社員を幸せにする」という経営理念の下に、「残業禁止」「定年は70歳」「年功序列」「売上目標、利益目標なし」「成果主義禁止、ノルマ禁止」「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)禁止」「指示・命令禁止」という信じがたい経営をされている。
ネッツトヨタ南国(昭和55年創業)は、創業以来一貫して「社員の幸せ」を追求し、平成14年に「日本経営品質賞」を受賞している。また、全国のトヨタ販売会社(約300社)の中で調査開始以来11年連続「顧客満足度ナンバー1」を誇っている。
このような夢のような経営をしつつ、未来工業は売上高352億円、経常利益52億円(利益率業界一)、ネッツトヨタ南国は売上高50億円という素晴らしい業績を上げている。両社から経営の極意をつかみたいというのが参加の動機であった。
講演会の後の懇親会で、未来工業の山田雅裕社長、ネッツトヨタ南国の伊藤俊人取締役から、酒が入らなければ聞かせてもらえないような本音の話を聞くことができた。また、ホワイト企業大賞の企画委員である(株)エミネクロス社長でスポーツドクターの辻秀一先生からは、「アスリートは人一倍訓練し、社員は人一倍働かなければ優れた結果を出すことができないのは当然のこと。要は、それを苦に感じるのではなく機嫌良くできるようにすることである」という貴重なアドバイスをいただいた。
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1月11日(日)
父・直秀が心筋梗塞で突然他界したのは,平成17年1月12日であった。
私たち兄弟とその子供らが,右城家の墓がある土佐町に集まり,10年祭を執り行った。
「光陰矢の如し」「歳月人を待たず」という諺があるが,月日が経つのは本当に速い。やりたいこと,やらなければならないことは山ほどある。うかうかしてはいられない。
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1月10日(土)
第8回高校生橋梁模型コンテストが、高知工業高校であった。高知県橋梁会が共催の形で支援しており、私が審査委員長を務めさせてもらっている。
強度、構造性やデザイン性、軽量性について審査し、優れた作品を表彰している。今年は、8つの作品の応募があった。
作品は、年々レベルアップしている。昨年の載荷試験の記録は43キロ、今年はなんと、一気に53キロまで伸ばした。今回は、第一コンサルタンツの橋梁構造チームが下弦ケーブル構造の模型を引っさげてオープン参加したが、申告した40kgの載荷重に耐えきれずに崩壊した。使用した針金の伸びが大きかったことと、固定の仕方があまかったことが原因であった。
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18時より宮田隆弘先生とホテル日航高知・旭ロイヤルのレストラン「エンジェルビュー」で食事をする。先生には、高知工業高校時代に随分とお世話になった。平成9年に私が工学博士になった時は、我がことのように喜んでくれ、公聴会への出席、祝賀会での祝辞をしていただいた。少しでも恩返しになればと言う思いもある。
80歳になった今でも、「高知新聞、毎日新聞、日経新聞に目を通し切り抜きをしている」「知らない言葉や漢字を見るとすぐ辞書で調べるようにしている」と言うことであった。
20年前に高知工業高校の校長を最後に退職。3年後に技術士試験に合格。そして昨年、徳島大学大学院博士後期課程を修了し、博士(工学)を取得された。生涯学習を実践されている。このような偉大な先生が私の恩師であることを誇りに思う。
1月5日(月)
今日から仕事始め。年頭の挨拶をした後,本社の全社員に巨大絵馬に今年の目標や抱負を書いてもらい、幹部社員と土佐神社に参拝して奉納する。
秋には念願の新社屋が完成する。これを起爆剤にして社業を飛躍させたいものである。
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1月2日(金)
讃岐のこんぴらさんへ連続10回目の初詣。
参道脇の中野学校(食堂)に寄ってうどんを食べ,本宮まで785段を登って参拝。さらに583段上って奥社・巌魂(いずたま)神社を参拝。こんぴら参りを始めてから全てが順調。こんぴらさんのご利益は絶大。
帰りは,本宮の絵馬殿で絵馬を奉納。そして,資生堂パーラー「神椿」でコーヒーとスイーツもいつもの通り。
1月1日(木)元旦
元旦に届く年賀状は嬉しいものだが、今年は格別。私の故郷にある本山小学校の児童が一生懸命に書いた年賀状が含まれていた。大きなお年玉をもらった気分である。
2012年より毎年,本山小学校に入学する児童に三角鉛筆を贈呈させていただいている。2014年からは三角鉛筆に加えて絵本も贈呈させていただいている。
初詣は五台山の竹林寺。本堂には参拝客で長蛇の列ができていた。
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