安藤百福 名言集
阿部牧歌さんの「地球の名言」より
安藤百福のプロフィール
安藤百福(あんどう ももふく/1910年3月5日-2007年1月5日/男性)は、日清食品の創業者として知られる実業家、発明家。世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」や世界初のカップめん「カップヌードル」の開発者であり、日本と世界の食文化に大きな変革をもたらした。また、96歳まで生涯現役で生き抜き、長寿・健康の秘訣についての質問には「週2回のゴルフと毎日お昼に欠かさず食べるチキンラーメン」といつも答えていたとのこと。現在では安藤百福の生前の言葉から「食足世平」「食創為世」「美建賢食」「食為聖職」の4つが日清食品グループの創業者精神となっている。1977年に藍綬褒章、1982年に勲二等瑞宝章、1983年に紺綬褒章、1992年に科学技術庁長官賞「功労者賞」、2002年に勲二等旭日重光章、2007年に正四位を受章・授与されている。(参考文献:ウィキペディア+楽天ブックス+ベンチャー通信)
目標を持ったら、あとは執念だ。
転んでもただでは起きるな。そこらへんの土でもつかんで来い。
事業のヒントは周りを見わたせば、どこにも転がっている。
事業化できないアイデアは、単なる思いつきにすぎない。本当のアイデアとは実用化されて、成功を保証するものである。
事業を始めるとき、金儲けをしようという気持ちはなかった。何か世の中を明るくする仕事は無いかと、そればかり考えていた。即席めんの発想にたどり着くには、48年間の人生が必要だった。
過去の出来事の一つ一つが、現在の仕事に見えない糸で繋がっている。どんなに優れた思いつきでも、時代が求めていなければ、人の役に立つことはできない。
私は眠るときも、メモと鉛筆を枕元に用意する。あなた方も四六時中考える習慣をつけなさい。
事業を始めるとき成功を語るな、失敗から考えろ。
新しいものを創造する力が無ければ、企業は存続できません。
未来とシナリオなき事業は、すべて清算しなさい。
企業は夢がなくてはならない。夢が現実のものになるとき、飛躍的に成長する。
企業という言葉は創造と同義である。新しいものを世の中に提供していく力がなければ企業である必要はない。
明日になれば、今日の非常識は常識になっている。
私は行く先々で、人が集まっていれば覗き込む。
商品に触ってみる。触ってわからなければ質問をする。
質問してわからなければ買って帰る。
子供のようにいつも“なぜ?”と疑問を発しなさい。
みずからの足で歩き、みずからの目で確認しなさい。
そうでなければあなたの話には、重みも説得力もない。
良い商品と売れる商品は違う。衝撃的な商品は必ず売れる。
それ自身がルートを開いていくからだ。
独創性のない商品は競争に巻き込まれ、労多くして益は少ない。
その商品には消費者が支払った対価以上の価値があるか。
売れるかどうかはそこで決まる。大衆の声こそ神の声である。
事業構造とは一歩ずつ積み重ねた結果である。
踏み固めた基礎がないと砂上の楼閣となり、またたく間に瓦解してしまう。
中小企業は何から何まで自分で工夫しなければならない。
余計な資金がないから一歩ずつ着実に踏みしめる健全性がある。
そういう小さな大企業になりたい。
経営者の落とし穴は賛辞の中にある。
偉くなればなるほど身の回りに甘い言葉が集まり、
英雄的気分にひたっていると必ずつまずく。
苦言に耳を貸さない経営者は、必ず会社に危機を招く。
私は医者や弁護士であっても、専門家の言うことを鵜呑みにはしない。
ときには素人の発想が正しいこともある。
素人だからこそ常識を超えた発想ができる。
人間はなまじ知識があるから本質がわからなくなる。
高い山の後ろには、必ず深い谷が待ち受けている。
順調な時ほど危機が訪れる。問題ないと考えること自体が問題である。
上に立つ者の姿勢が良ければ、下の者も自然にその姿勢を見習うだろう。
厳しいだけではいけない。これからは社員の心をいやす経営も大事である。
統治して治めず。力で動かそうとするから人の心離れていく。
器にあらざるものを器に据えると、本人も周囲も不幸になる。
真のリーダーの資格は、人としての徳を持っているかどうかだ。
発明はひらめきから。ひらめきは執念から。執念なきものに発明はない。
新しい市場には必ず新規参入者が出てくる。
発明したと思っていても、世界では同じことを考えている人が3人はいる。
人のやっていないことをやると実りが大きい。
やれそうもないことを成し遂げるのが、仕事というものである。
開発リーダーに必要なのは、安易に妥協しない頑固さである。
ベンチャー精神とは、無から有を創造することである。
先手を取るから成功するものであって、後手、後手じゃ勝つわけがない。
お客様は神様です、という言葉があるが、消費者は神様以上のきびしさをお持ちである。
即席めんの開発に成功した時、私は四八歳になっていた。
遅い出発とよく言われるが、人生に遅すぎるということはない。
五〇歳でも六〇歳でも新しい出発はある。
単なるモノであることを超え、ひとつの文化として受け入れられる商品を生み出すことは、利益だけを求める姿勢からは生まれません。
五年間、必死で働く意志と体力さえあったら、年齢に関係なく必ず成功できる。
青春を楽しむのもいいけど、学ぶときは学び、働くときは働くべきです。
そして、学んだり働いたりすることに喜びを見出せないと、真の幸福はつかめないと思います。
起業家にとって情熱も必要だけど、意外に大事なのは計数感覚です。
事業は全て計算です。起業家は、数字がしっかり頭の中に入っていなくてはいけません。
芽の出る仕事は3ヶ月か長くても半年もすれば分かります。
儲からない事業に執着するのは、種のない土地に水と肥料をやるようなもんです。
まったく意味がないし、人生の無駄です。
そういう時は、撤退する勇気も必要なんです。