土木技術職員研修
平成26年度土木技術職員基礎研修(高知県建設技術公社主催)
2014年9月19日(金)、高知県建設技術公社3階研修室で、高知県に採用後3年目の技術職員16名を対象に、下記の研修を行った。
1.擁壁の設計法 10時~12時、13時~14時00分
①基本事項
②荷重
③安定性の照査
④応力度の照査
2.擁壁の設計演習 14時00分~15時30分
①重力式擁壁の安定計算
②大型ブロック積擁壁の安定計算
③直接基礎の支持力計算
3.擁壁のトラブル事例 15時30分~17時
私が最後に話したこと
①バイブルのように思ってきた道路橋示方書や道路土工指針でも力学的問題や理論的矛盾がある。
②技術は経験工学。現象を観察し、仮説を立て、モデル化し、新たな理論式をたてる。現象を理論的に説明できるか検証する。これを繰り返すことで、経験が蓄積される。
③同じことを繰り返していたのでは、経験は生まれない。技術者として成長しない。
④使う数式は自分で誘導してみること。前提条件を知ることが大事。
⑤マニュアルは作るもの。覚えるものではない。分かって使わないと過ちのもと。